06.1.22 新宿御苑

05.2.27 新宿御苑


アボカド

  

  

  

別名 ワニナシ

クスノキ科アボカド属 

学名  Persea americana

原産地 メキシコ〜コロンビア

常緑高木


 メキシコからコロンビア周辺が原産地の常緑高木。 果実を食用にするため、

栽培する。 現地では数千年前から栽培されていたという古い歴史をもつ果樹である。

スペインの大陸進出とともに世界中に広まった。 現在は熱帯各地で栽培されている。

果肉に甘味はまったくなく、バターに似た油分の多いもので、果樹としては風変わりな

ものである。 生食が主で、サラダなどに使われる。 油分が多いので、同じく油が

多いマグロなどの魚とも相性がよい。 欧米では古くより知られた果実だが、日本で

使われ出したのは最近である。 果実には中心に大きな種子があり、この種子は

水栽培などで発芽させて楽しむことができる。 耐寒性はあるほうで、関東以南では

戸外で栽培できる。 東京でも暖かい場所では越冬し、しばしば大きな木となって

いるのをみかける。 ワニナシという別名は果実の表面がでこぼこしていて、ワニの

肌に例えたものだろうが、初めて聞いた名である。