06.9.13 東京都薬用植物園


アイ (藍)

 

 

別名 タデアイ

タデ科イヌタデ属

学名  Persicaria tinctorium (=Polygonum tinctorium)

原産地 東南アジア

一年草


 東南アジア原産のタデ科の一年草で、染料植物として知られている。

この植物の茎葉から濃青色の染料、いわゆる藍色を作り、布を染めるのに

使われる。藍は人類がもっとも古くから利用した染料として知られ、

古代エジプトですでに藍染めの布が見つかっている。古代中国でも使われて

おり、日本へは飛鳥時代以前には中国より渡来していたという。古くから

利用されてきた染料だが、最近は合成インジゴが開発され、栽培は大幅に

減った。現在では伝統的な藍染めの原料として少量が栽培されている。