本種はナガバヤブソテツとオニヤブソテツの自然雑種とされる植物である。両種の

中間的な形態をしていると思われる。シダの類はこのような種間雑種とされる種が

多いようである。5倍体で無配生殖によって増える。5倍体というは染色体が５組

あるということで、通常の減数分裂ができないもので通常の有性生殖が行えない

ものである。そこで、無配生殖という方法で子孫を残す。この場合、親とまったく

同じ遺伝子を受け継ぐことになり、クローンのみになる。