06.11.5 筑波実験植物園


アカウキクサ (赤浮草)

 

 

サンショウモ科(アカウキクサ科)アカウキクサ属

学名  Azolla imbricata

原産地 本州(東京都、東海地方以西)〜沖縄、朝鮮半島、中国、台湾、インド

多年性シダ類


 湖沼や水田などに生育する浮遊性の水草。胞子で増えるシダ植物である。

繁殖力が強く、時に水面を覆い尽くすほど生育するため、しばしば水田などの

害草として問題視されることがある。しかしアカウキクサは空中の窒素分を

固定する能力があるとも言われ、緑肥としての効果も期待できると言われている。

以前は水田の雑草扱いだったが、最近の除草剤などの利用により、減少した。

現在はレッドデータブックに記載され、絶滅が心配されている。