10.10.24 北海道 標津町 (撮影 О氏)
アッケシソウ (厚岸草)
ヒユ科アッケシソウ属
学名 Salicornia europaea
原産地 北海道・本州・四国、北半球
一年草
日本では主に北海道の海岸地帯で見られる一年草。海水の入り込む
草地などに生える。茎は盛んに分枝し、高さ10〜35センチほどになる。
変異が多い種で、いくつかの形が知られているようである。名前の由来は
1891年に北海道の厚岸で見つかったことによるという。海水を体内に
ため込む性質をもち、ミネラルを大量に含む植物として知られ、古来より
薬用などに利用されていたという。北半球に広く分布する植物だが、
日本では希少な存在となっており、絶滅危惧種に指定されている。
なお、以前の分類ではアッケシソウ属はアカザ科に属していたが、
最新のAPG分類によりヒユ科に含まれるようになった。