04.6.1 小石川植物園


アマチャ (甘茶)    

   

別名 コアマチャ

アジサイ科アジサイ属 

学名 Hydrangea macrophylla var. thunbergii

原産地 本州(中部、関東地方)

落葉低木


 ヤマアジサイの変種で、とてもよく似ている。葉を乾燥すると甘味成分である

フィロズルチンが作られ甘茶の原料になる。この甘茶は4月8日のお釈迦様の

誕生日である潅仏会に使われる。これは、その日に甘露の雨が降ったという

伝説によるという。当園にあった花は淡青色で、がく片は丸みを帯びるが、

手元の資料によると萼片は赤みを帯びると書いてあるので、変異があるようだ。

通常のヤマアジサイとの見分け方は、萼片が丸みを帯びる以外は記載が無く、

外見上の違いはほぼ解らないようだ。なお、甘味成分はアマチャだけにあるの

ではなく、ヤマアジサイの中にもあるようで、それらを総称して「甘茶」として

利用するという。