公園や街路樹として知られるプラタナスの仲間の一つ。プラタナスには

本種と、スズカケノキと、モミジバスズカケノキの３種があり、特に後者の

２種はあまり区別されずに使われているようである。プラタナスと言えば、

大きくまだらに剥がれる樹皮が特徴だが、本種は暗褐色の樹皮がほとんど

剥がれない。本種を特徴づけるものである。葉は３種の中で一番切れ込みが

浅く、写真の株は特に扇状に近い葉の形をしていた。ちなみに切れ込みが

一番深いのがスズカケノキで、その中間がモミジバスズカケノキである。

モミジバスズカケノキは、スズカケノキと本種との交雑種で、日本では一番

多く植えられている種であり、一般的にプラタナスと呼ばれているのはこの種

である。

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