04.8.5 新宿御苑

07.6.9 筑波実験植物園


アミメヘイシソウ                  

   

別名 サラセニア・レイコフィラ、サラセニア・ドラモンディ

サラセニア科サラセニア属 

学名 Sarracenia leucophylla (= drummondii)

原産地 北アメリカ

多年草


 北アメリカ原産の有名な食虫植物で、筒状の葉を立てて、その中に虫を

誘い込んで栄養にする。葉の上の部分の網目模様が特徴的で美しいため、

観賞用にも栽培される。この模様は変異が激しく、美しいものは品種として

名前がついているものもある。アミメヘイシソウという和名より、サラセニア

という名のほうが通用するだろう。特撮番組「仮面ライダー」を見ていた世代には

敵の怪人の「サラセニア」を思い浮かべる人も多いと思う。

食虫植物ということから恐ろしげな印象をうけるが、本物はいたって静かな

植物である。葉の筒の中には消化液があり、虫を消化するが、その効果は強い

ものではなく、人間が手を入れたとしてもまったく無害。

むしろ消化液そのものより、中の水に住んでいる微生物によって分解されて

養分になっているという。あまり積極的でない捕虫方法だといえる。

市販品では旧名のドラモンディという名で流通していることも多い。