08.04.05 東京都薬用植物園

17.05.22 京都府立植物園


アーモンド 

  

バラ科モモ属 

学名 Amygdalus communis (=Prunus amygdalus)

原産地 アジア西南部

落葉小高木


 アジア西南部が原産とされる、世界的に有名な食用植物。モモの

仲間だが、食べるのは果肉ではなく、その種子である。 

アーモンドの栽培の歴史は古く、旧約聖書にもその記述があるという。 

ヨーロッパで古代から育てられていたものがアメリカに渡ったのは

18世紀だといわれている。その後栽培が盛んになり、現在では

全世界の7割の生産をほこっている。また、昔より薬用としても利用

されており、栄養豊富な健康食品としても注目されている。日本では

他の木の実とともにナッツとして、酒のおつまみとされたり、チョコ

レートでくるんだお菓子としてよく食べられる。

 花はモモに似ているが、いくぶん大輪である。花だけでも充分な

美しさがあるが、観賞用としては普及してないようである。