11.2.7 京都府立植物園
14.12.3 京都府立植物園
アリストロキア・サルバドレンシス
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属
学名 Aristolochia salvadrensis
原産地 中央アメリカ
常緑低木
中央アメリカ原産の常緑の低木。この仲間は大きなつる性の植物と
なるものが多いが、本種は低木状である。花は地際に花茎を這わせる
ように伸ばし、一つづつ咲かせていく。花は風変りなもので、形態と
してはちり取りのような格好をしている。ウマノスズクサ科の植物
にはカンアオイの仲間などがある、それと同じように地面を歩く昆虫
などを相手にするのだろうか。まだ日本にはほとんど紹介されていない
花で、2011年時点では当植物園と数ヶ所しか観られなかったが、
2017年時点では東京の神代植物園などでも観られるようになった。
これから徐々に観られる箇所が増えるものと思われる。咲かせるには
年数を要するようだが、いったん咲き始めれば周年咲き続けるので、
観察はかえってしやすいものでもある。