アサ (麻)

     

 

別名 タイマ(大麻)

アサ科アサ属 

学名 Cannabis sativa

原産地 インド、イラン

一年草

撮影場所 02.9.11 都立薬用植物園


古くより人類とともに歩んできた、重要な繊維植物であり、紀元前2000年にはすでに栽培されていた。

しかし、最近では、麻薬植物としてのほうが有名になりつつある。

「麻酔」という言葉はもともと「麻で酔う」ということから来ている。 古くから麻酔剤として利用されて

来たこともわかる。 現在、マリファナ、ガンジャ、ハシシュなどの名前で、麻薬製品が製造されているが、

日本には大麻取締法があり、使用することも、所持することも、もちろんアサ自身を栽培することも禁止

されている。 アサの麻薬物質テトラヒドロカンナビノールは、雌株の花序と上部の葉に含まれており、

大量に使用すると幻覚や妄想などの症状をおこす。

日本で厳しく取り締まられているアサだが、世界の動きは若干異なる。

アメリカのある州では、マリファナ合法化の住民決議が行われたのは記憶に新しいし、オランダではすでに

合法化されており、カフェなどの限られた場所での喫煙が許されている。

これは、アサには、他の麻薬のような習慣性がなく、身体的な害も少ないとされる意見があるためである。

確かにタバコには発ガン性があり、アルコールには依存性のある中毒がある。 そういったものに比べると

「安全」な嗜好品である、というわけだ。 現代はストレスの時代でもある。 ストレスの解消は重要な

社会的意義をもつものになりつつあり、関心も高い。 そうした時代にそって、このアサの持つ作用と効果に

新しい観点と研究がおこなわれても、いい時が来たのではないかと思う。