南ヨーロッパに自生する多年草。地下には鱗茎がある。

以前はユリ科に属していたが、新しいAPG III分類により、

ススキノキ科に入れられた。剣状の根生葉をもち、そこから

花茎を一メートルほど立ち上げて、やや紅色を帯びた白色の

花を下から咲き上げる。花茎が分枝するので、１株での花数

は多い。観賞用に栽培されるが、古代には薬用に用いられて

いたようである。

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