03.7.31 都立薬用植物園


アワ (粟)

                               

イネ科エノコログサ属 

学名 Setaria italica

原産地 栽培種

一年草


 古くから栽培されている穀物で、日本では縄文時代からあったと言われている。

五穀の1つで、重要な食料だった。 雑草として知られるエノコログサと雑種を

作ることから、野生のエノコログサを栽培化したものと言われている。

栽培化されたのは中国を含む東アジア地域が最初と思われ、その後世界中に広まって

いった。 中国、東南アジア、インド、中近東、ヨーロッパなどでは記録以前に

すでに栽培が行われていた。 日本では現在はイネに食料としての座を奪われ、

ほとんど見かけなくなった。 今は鳥のエサとしてペットショップで見かけること

が多い。