06.3.8 神奈川県立フラワーセンター

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アザレア

 

 

別名 ベルジアンアザレア、オランダツツジ

ツツジ科ツツジ属

学名  Rhododendron sp.

原産地 栽培種

常緑低木


 冬から春への鉢物として流通する、ツツジ科の園芸品種群。

主にヨーロッパで改良された品種群で、アザレア(Azarea)はリンネが

最初に命名した属名で、今のロドデンドロン属(Rhododendron)の旧名である。

アザレアはギリシャ語の「乾燥(azaleos)」に由来しているというが、これは

リンネがこの植物を乾燥地に生育するものだと誤解したことによる。

 現在のアザレアは主にタイワンヤマツツジ(R. simsii)を交配親として改良され

てきた品種群を指す。ヨーロッパに最初にタイワンヤマツツジが紹介されたのは

1680年のオランダと言われているが、その株はその後消失してしまったという。

その後1810年にチェルシー植物園長アンダーソンによって導入されてから改良が

始まり、その後も日本などからも原種が導入され、交配に火がついた。

品種改良が最も盛んだったのがベルギーとオランダで、現在アザレアと呼ばれる

ものは主にベルギーで育成された大輪八重咲きの品種群を指す。

日本へは一端明治25年に入ったと言われているが中絶し、その後明治35年に

本格的に導入された。鉢物として出回るアザレアだが、日本のツツジに似ている

ため、同じように栽培されがちだが、冬の寒さに弱く、戸外に置いたままにして

枯らすことが多い。冬越しには4℃以上の温度が必要である。