04.3.28 東京都 八王子市

05.4.17 筑波山


アズマイチゲ (東一華)   

 

キンポウゲ科イチリンソウ属 

学名 Anemone raddeana

原産地 北海道〜九州、朝鮮、樺太、ウスリー

多年草


 落葉樹林内の林床に生える多年草。 春に白い花を上向きに咲かせ、夏には

地上部分は枯れて休眠してしまう。 こういう春の陽射しの中だけで一年の生活を終わる

植物をスプリングエフェメラルなどと呼んでいる。 カタクリなどもその典型的なものである。

 花びら(正確には萼片)は数が多く、イチリンソウなどとは違うがキクザキイチゲとは

似ている。 アズマイチゲの葉のほうが裂片が少なく、花時葉が垂れているので見分ける。

アズマイチゲとは関東地方のイチゲ(イチリンソウの仲間)という意味であるが、北海道から

九州まで全国的に見られる。 特に石灰岩地を好むらしく、セツブンソウなどといっしょに

生えている場合もある。