09.4.24 咲くやこの花館
バナナ ‘キャベンディッシュ’
バショウ科バショウ属
学名 Musa x paradisiaca cv. Cavendish
原産地 栽培種
多年草
バナナの品種の一つで、栽培用バナナとしては世界の生産の
約半数を占めるほどの代表的品種である。日本で流通している
バナナもほとんどがこの品種である。かつてはグロスミッチェル
(Gross Michel)という品種も同様に栽培が盛んだったが、
20世紀後半に世界的に蔓延したパナマ病による大打撃をうけ、
生産数が激減したため、本品種がほとんどを占めるようになった。
バナナは種子ができない不稔性の品種が栽培されるため、繁殖には
株分けを用いる。そのため遺伝子が皆同じなため、病気が発生すると
壊滅的な打撃をうける。現在キャベンディッシュにも感染する
新しいパナマ病が発見され、このまま感染が広がれば近いうちに
キャベンディッシュ種は全滅すると言われている。
果肉が甘くデザート用に多く用いられる。日本へはフィリピンや
台湾などから大量に輸入される。