04.11.17 神奈川県立フラワーセンター
バナナ
別名 ミバショウ
バショウ科バショウ属
学名 Musa x paradisiaca
原産地 栽培種
多年草
世界各地の熱帯で栽培され、実を食用にする植物。高さ5メートルにもなり
いっけん樹木のように見えるが、木部は無く多年草である。茎に見える部分は
葉柄の部分がさや状になったものである。花が咲き、実が成るとその株は枯れて
しまうが、脇から出た子株が成長を続ける。
日本では果物としての甘味の強い黄色いバナナが主に食べられるが、外国では
甘味のないものも、料理用バナナとして利用される。 こちらの場合は副食として
ではなく主食として利用されるものである。加熱すると芋のような味になるという。
もともとはインド東部からマレーシア西部に生育するムサ・アクミナータ
(M.acuminata)を栽培し始めたもので、原種には種子が多く含まれるが、3倍体の
種無しになり、多種と交雑されて現在のような果実になった。
現在栽培が盛んなのは中南米地域で、世界全体のおよそ70%を生産している。
残りが東南アジアやアフリカなどである。ビタミンA、Cに富みタンパク質も
豊富である。カロリーの高い果実としてスポーツ選手にも愛用される。