09.9.28 国営滝野すずらん丘陵公園


テンサイ (甜菜)

 

 

別名 サトウダイコン、ビート

ヒユ科フダンソウ属

学名 Beta vulgaris ssp. vulgaris

原産地 地中海沿岸

二年草


 肥大した根の部分は糖度が高く、砂糖の原料となる植物。

もともとは葉を食用として野菜で、日本でも「フダンソウ」と

して栽培されている。本種は植物学的にはフダンソウと同種で、

その中で根が肥大する種類があり、それが最初冬期の家畜用の

飼料として栽培されていた。18世紀に、その中に糖度が高い

ものが発見され、ドイツでさらに糖度の高い育種がされたのが

現在のテンサイの始まりだという。砂糖原料としてはサトウキビ

が有名だが、熱帯でしか栽培できないため、寒冷地でも栽培

できる本種が注目された。現在では全世界の砂糖生産量のうちの

約35%を占めるまでに生産が拡大している。日本では主に

北海道で栽培されている。