13.6.27 小石川植物園


ベニバナ (紅花)

  

  

別名 スエツムハナ(末摘花)、サフラワー

キク科ベニバナ属

学名 Carthamus tinctorius

原産地 西アジア、地中海沿岸

一年草


 古く推古天皇の時代から、紅色の染料として、化粧品や薬用に使われてきた。

特に女性が好んだ口紅の原料として歴史的にも有名。日本では山形県で

主に作られていた。今では、観賞用として、切り花につかわれる。

種子に含まれるリノール酸は、動脈硬化を防ぐ効果があるという。

全体にトゲが多く、さわるのに注意がいる。トゲなしの品種もある。

酸性を嫌うために、植える場所には石灰をまいて中和する必要がある。

映画「思い出ぽろぽろ」に出てくる、ベニバナ摘みのシーンは印象的である。