04.4.1 東京都 足立区
04/4/3 東京都 小平市
アメリカスミレサイシン
別名 ビオラ・ソロリア
スミレ科スミレ属
学名 Viola sororia
原産地 北アメリカ
多年草
最近、都内などで多く見かけるようになったスミレの外来種。
明治時代以後に園芸植物として入ってきたのが野生化したと図鑑にはあるが、
現在は店頭では見かけることがない。そのため、野生植物の図鑑にも、園芸
図鑑にも記載がなく、よく見かける花ながら名前がわからなかった。
最近、帰化植物の詳しい図鑑が出てきてくれたおかげで、名前が判明した。
繁殖力が旺盛で、こぼれ種でどんどん増える。花壇や他の鉢植えなどに拡がる
程度で、まだ従来のスミレの生育場所を脅かすほどにはなっていないようであるが、
これからはわからない。 葉は円形で、根がワサビのように太くなる。
この太くなる根がスミレサイシンに似ているため、アメリカスミレサイシンの
名前がついたという。花色が3種類あり、紫色のものが一番多いが、白に紫が
入るものと、白色のものがある。従来は別種として扱われていたが、最近では
同じ種内の変異であるということになった。東京などでは、最近分布域が北上
してきているツマグロヒョウモンの重要な食草となっているようだ。