03.06.10 小石川植物園
16.12.08 新宿御苑
ビワ (枇杷)
バラ科ビワ属
学名 Eriobotrya japonica
原産地 本州西部、四国、九州、中国(四川省、湖北省)
常緑高木
常緑の高木で、厚く大きな葉を広げる。果実が甘く食べられるので、果樹として
栽培されている。果実はオレンジ色の楕円形で、中に大きめの種子が入っている。
昔はよく食べられていたが、最近はあまり見かけなくなった。しかし、種子から
よく増えるため、木自体はよく見かける。庭木にもされるが、葉が大きく常緑なため
庭が暗くなってしまうのが難点である。花は11〜12月の冬の寒い時期に咲き、
白い花の花序が毛に覆われている独特のもので、あまり目立たない。花には芳香が
ある。日本にも本州や四国、九州などに自生があるが、本来は中国原産と思われ、
古い時代に人為的に日本に運ばれてきたものが野生化したものと言われている。
中国でも広く自生しているが、本来の原産地は四川省と湖北省だけだという。
最近はビワの葉を薬用として用いることも多くなった。