06.11.5 筑波実験植物園

08.1.30 東京都 渋谷区


ブラソカトレヤ

 

 

ラン科ブラソカトレヤ属

学名  Brassocattleya sp.

原産地 栽培種

多年草


 ブラソカトレヤ属はブラサボラ属(Brassavola)とカトレヤ属(Cattleya)との間に

出来た人工属である。カトレヤ属は近い系統の他属との交配がしやすいことで

知られている。カトレヤ系の属間交配種は華やかなものが多く、日本で洋ランと

呼ばれる園芸分野で中心的なものだが、本属はその中では華やかさよりむしろ

その独特の風貌のものが好まれるようである。以前はリンコレリア・ディグビアナ

(Rhyncholaelia digbyana)がブラサボラ属に入っていて交配に多く使われて

いたため、ブラソカトレヤ自体も多くの品種があったが、分類の変更により、

その数もだいぶ減った。最近はブラサボラ・ノドサとの交配種が増えているようで

その丈夫な性質とあいまって注目されている。