03.5.29 高尾山

04.4.21 高尾山


ブナ (椈)

     

 

別名 シロブナ

ブナ科ブナ属 

学名 Fagus crenata

原産地 北海道(渡島半島)、本州、四国、九州

落葉高木


日本を代表する樹木の1つ。 特に多雪地帯に純林を作ることが多く、日本の積雪に対応した植物といえる。

日本の森の豊かさの象徴であり、重要な原風景の1つであるが、近代の発展とともに姿を消しつつある。

ブナ材はすぐに腐ってしまい、役に立たないとされていた。 それゆえ、その森は守られていたが、最近は

材としても評価されるようになり、伐採の対象になって急激に減ったという。

樹皮は灰白色で、雪国ほどその白さが増すという。 日本特産種である。

数年に一度、大量に種子をつける。 これはその実がネズミなどの大好物であり、通常はほとんど食い尽くされて

しまうため、数年に一度、いっきに大量の種子を成らせ、食べきれないものを時代に残そうという戦略らしい。

先に、積雪地方に多いと書いたが、東京の高尾山は珍しく太平洋側なのにブナが見られる場所である。

ここにはイヌブナも同様に生育しており、両方を見分けるのを勉強することができる。