04.5.2 千葉県 清水公園


ブーゲンビレア      

別名 イカダカズラ

オシロイバナ科ブーゲンビレア属 

学名 Bougainvillea spectabilis

原産地 ブラジル

常緑低木


ピンク色の花を枝いっぱいにつけ、しかも花期が長く、ほぼ一年中咲いている熱帯産の花木。

観賞用に世界中の熱帯で栽培されていて、帰化植物としても繁殖している。

枝にはとげがあり、それを他の木にひっかけてよじ登る。

ピンク色の花の部分は実は花弁ではない。 花を取り囲む葉が変化した苞(ほう)と呼ばれる部分で、

じっさいの花はその内側にある筒状の白い花がそれである。 苞は花弁と違って長持ちするため、

花期が長いように見えるのだ。 帰化するほど丈夫でよく育つため、数々の品種ができて、

色もピンクだけでなく様々な色があるが、やはり紅紫色系統の花色が鮮やかできれいである。

熱帯植物として日本では温室植物として扱われるが、原種に近いものは寒さにもある程度強いようで、

東京などでも日だまりでは冬越しする。 自宅近くの飲食店などが入ったビルがあるのだが、

その壁面にいっぱいにはい上がったブーゲンビレアが毎年見事な花を咲かせていた。

しかしビルの持ち主にはただうっとうしいじゃまな植物に思えるらしく、根元で無残に切られてしまった。

ブーゲンビレアの名は、この植物を発見したフランス人航海士の、ルイ・ド・ブーゲンヴィルによる。

18世紀後半、ブラジルはリオデジャネイロでのことである。