03.6.10 小石川植物園
ビャクブ (百部)
ビャクブ科ビャクブ属
学名 Stemona japonica
原産地 中国(浙江省、江蘇省、安徽省)
つる性多年草
中国原産のつる性の多年草だが、学名がなぜかjaponica(日本の)とついている。
ビャクブ科は単子葉植物で、ユリ科に近縁と言われている。 花は緑色で地味だが、
花被が四枚で特徴的な形をしている。 古くより薬用として知られる植物で、
多肉質の根茎を百部根(びゃくぶこん)と呼ばれ、せき止めや駆虫薬に使われる。
また、これからとれるビャクブエキスはシラミ駆除に使われるという。
含有される成分はアルカロイドのステモニン、プロトステモニンなどである。
毒性が強いので、専門家でなければ使うことはできない。