06.11.5 筑波実験植物園


カトリアンセ

 

 

ラン科カトリアンセ属

学名  Cattlianthe sp.

原産地 栽培種

多年草


 カトリアンセとはカトレヤ属(Cattleya)とグアリアンセ属(Guarianthe)とを

掛け合わせてできた人工の属間交配種をさす。グアリアンセ属は以前はカトレヤ属

だったが、最近の研究で独立した属である。グアリアンセに移行したものはカトレヤ属

の中で、中南米産で2枚葉系の一部である。その中にはオーランティアカスキンネリ

ボーリンギアナなどがあり、交配親として有名な種が含まれている。そのため、今まで

カトレヤの交配種として登録されてきたものの多くも、新しくカトリアンセとして変更

されることになった。加えて、ブラジル産のレリアがカトレヤ属になり、

ソフロニティス属の全てがカトレヤ属に移行するなど変更が多くなされたため、

現在カトリアンセに含まれるものは、元はレリオカトレヤや、ソフロレリオカトレヤ

だったものなど多彩な顔ぶれとなっているのも特徴的である。

園芸上での略号は(Ctt.)である。