06.7.22 神奈川県立フラワーセンター

14.12.4 咲くやこの花館


セファロタス・フォリキュラリス

 

 

別名 フクロユキノシタ

セファロタス科セファロタス属

学名  Cephalotus follicularis

原産地 オーストラリア南西部

多年草


 オーストラリアのごく限られた地域の湿地に生える珍しい食虫植物。

ウツボカズラの壺を地面に放射状に並べたような捕虫嚢を持つが、冬期には

披針形の普通の葉を出すという特異な性質をもっている。このような季節に

よって2種類の葉を使い分ける食虫植物というのは他に知られていない。

捕虫嚢はせいぜい大きくなっても大人の親指程度であるから、それほど大きな

虫は捕らえられない。日本へは1958年ごろ来たものが最初のようである。

学名のセファロタスは「頭状の」という意味の「kephalotos」から来ている。

和名のフクロユキノシタは、捕虫嚢のふたがユキノシタの葉に似ているから

だろうか。