09.1.30 東京都 池袋

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カーネーション

 

 

ナデシコ科ナデシコ属

学名  Dianthus caryophyllus

原産地 地中海沿岸

多年草


 主に切り花として利用されるが、最近は鉢花としての品種も出てきている植物。

古くより観賞用として親しまれていて、主にイギリスやフランスで育種が盛んだという。

日本では母の日の贈り物として人気が定番化している花である。有名なわりには

切り花用の品種は家庭ではほとんど栽培されない。最近、鉢物や花壇用として矮性の

品種が出てきており、普及が始まっているようだ。名前の語源は明らかではないが、

ラテン語の「肉色」に基づくという説と、「冠」に由来するという説があるようだ。

 原産は地中海沿岸地域であるというが、原種は今は絶滅してしまったようで、

幻となっている。育種は16世紀から行われており、幾つかの種と多元的な交配の

末、現在の品種群は生まれており、上記の学名の種とはほとんど違うものになっている。

花弁の先が切れ込んだ、いわゆるカーネーション独特の花形も、現在ではほとんど

切れ込まないものまで幅広く変化しているため、はっきりとしたカーネーションの

境界はもはや無いと言っていいが、それゆえにこれからも変化の可能性のある花とも

言えるだろう。