熱帯地方の樹上に着生するシダの一種。　地面に生えるシダしか

見ていない目には不思議な姿に見える。　日本でもビカクシダなどが

観葉植物として栽培されるが、本種も似たような形態をしている。

葉に、栄養葉と胞子葉があるのが特徴で、株本に巻き付いているような

茶色い葉が栄養葉で、おそらく樹上を流れる水分や栄養素を受け止めて

貯蔵する役目があると思われる。　本種は栄養葉に葉脈が目立ち、葉も

カシワのように切れ込んでいる。