06.5.21 東京都薬用植物園

11.5.31 北大植物園


ドクニンジン (毒人参)

 

 

別名 ポイズン・ヘムロック

セリ科ドクニンジン属

学名  Conium maculatum

原産地 ヨーロッパ

二年草


 ヨーロッパ原産のセリ科の植物で、現在は温帯地域に広く帰化している。

葉は繊細な3回羽状複葉で、1〜1.5メートルほど立ち上がり、その先に

小さな白い花を集散花序につける。古来より毒草として利用されていて、

未熟果実の浸出液を、古代ギリシャでは囚人の毒殺に使われた。

かのソクラテスが獄中で使ったのもこのドクニンジンである。

ヘムロックの別名があるが、その名は北米産のツガ属の植物を指すので、

ポイズン・ヘムロック(Poison Hemlock)と呼ばれ分けられている。