花時には高さ2メートル近くにもなる大型の多年草。その姿から

「ジュエリータワー（宝石の塔）」と呼ばれるほどである。単植でも

十分見栄えがするが、群植するとさらにその迫力が増して圧倒される。

１つ１つの花は一センチほどの小さいものだが、それがおそらく

数千という数集まり、花の塔を作り上げる。葉は細長い剣状で、全体に

白い剛毛が生えている。花穂は咲き上がりながら徐々にのびていき、

花期も一ヶ月ほどと長い。京都府立植物園ではこの花を積極的に栽培

しており、この時期の目玉にしている。これから各地の植物園でも

増えそうな勢いである。

---