13.10.20 筑波実験植物園
エリンギ
ヒラタケ科ヒラタケ属
学名 Pleurotus eryngii
原産地 地中海地方・ロシア南部・中央アジア
菌類
地中海地方から中央アジアにかけての地域に自生するキノコの
一種。日本には自生は無い。種小名はセリ科のヒゴタイサイコ属
のエリンギウム・カンペストレ(Eryngium campestre)の根部
に生えていたことからつけられた。現地では古来より食用にされて
いたが、日本で1993年に人工栽培が成功して、日本でも人気の
食材となった。「かおりひらたけ」「しろあわびたけ」などの
名前をつけられたが、結局普及したのは種小名の「エリンギ」だった。
アワビに似た歯ごたえのある食感で、香りは少ないため色々な
料理に素材として利用できるのが好まれたのかも知れない。
生食は食中毒を起こす可能性があるため、加熱は必ず必要である。