03.8.29 舎人公園


ガガイモ 

  

キョウチクトウ科(ガガイモ科)ガガイモ属 

学名 Metaplexis japonica

原産地 北海道〜九州、南千島、朝鮮、中国

つる性多年草


 山野に生えるつる性の多年草。他の植物によりかかるようにしてのびる。

ガガイモの名は、ヤマノイモに似て毒があるからだと思われるが定かではない。

一説によると、葉の形がスッポンの甲羅に似ていて、栃木県の方言でスッポンの

ことを「ゴガミ」と呼び、それが転訛したものだとも言われている。

8月ごろから葉腋から花茎をのばし、淡桃色の花を咲かせる。花弁の内側に

毛の生えた一風変わった花である。日本在来の野生植物だが、さいきんは

市街地でも時々見かける。花は普通にきれいなので、観賞用として育てても

いいくらいである。

 近年、新たにDNA解析による分類が提唱され、APG分類体系の名でまとめ

られてきた。その中でガガイモ科は大幅に見直され、キョウチクトウ科に

全て含まれるようになり、ガガイモ科という名は消滅した。