03.6.20 神代植物園


ガジュマル

                                  

クワ科イチジク属 

学名 Ficus retusa

原産地 九州(種子島、屋久島)、沖縄、アジア東南部

常緑高木


 熱帯アジアに広く生育するクワ科の常緑高木。 木が大きくなると樹上から

気根をたくさんつり下げて、異様な姿となる。 さらに大きくなると気根が

太くなり全体で一つの林のようになる。 葉は小さめだがつやがあり観葉植物と

しても栽培される。 現地では防風林としても使われている。

花はイチジクと同じ果実の内側に咲き、小さなハチによって受粉する。

果実は鳥などに食べられ、他の樹木の上に落とされるとそこから発芽し、その木を

とりまくように成長し、最後にその木を枯らしてしまう。 通称「絞め殺し植物」

という成長のしかたをする。 沖縄では一番の巨樹になる植物で、キジムナーという

妖怪が住んでいるという。