16.06.08 皇居東御苑
ガクアジサイ (額紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名 Hydrangea macrophylla f. normalis
原産地 関東地方(房総、三浦半島)、中部地方(伊豆半島)、伊豆諸島、小笠原(北、南硫黄島)
落葉低木
庭園の花木として知られるアジサイの原種と言われている植物で、海岸の近くに自生している。
ガクアジサイのガクは額のことで、花冠を取り囲むように装飾花がついているためこの名がある。
アジサイはこの装飾花がまわりだけでなく、全ての花がそうなったものである。
アジサイはガクアジサイからの変種の園芸化といわれているが、野生の状態でアジサイのような
株は見つかっていない。よほど珍しい変種の株だったようである。
ガクアジサイ自体も花色が豊富で、ガクアジサイのまま園芸化もされている。
原種なのに品種扱い(f.がついている)なのは解せないが、これはヨーロッパに渡った園芸種の
アジサイのほうに先に学名がついたからである。学名は先についたものが優先されるため
しばしばこういうことがおこる。