02.9.20 東京都薬用植物園


ギムネマ

 

 

キョウチクトウ科(ガガイモ科)ホウライアオカズラ属 

学名 Gymnema sylvestre

原産地 インド、マレーシア、中国南部

つる性常緑木本


 最近、「ギムネマ茶」という名で健康茶として注目を浴びている植物。

インドでは、アーユル・ヴェーダで利用されてきた。皮膚病、泌尿器疾患、

黄疸、肥満、糖尿病などに用いられるという。葉を噛んでから砂糖などを

口にすると、甘く感じないという不思議な作用もある。インド名

「グル・マール」は「甘くない」という意味らしい。この甘くならないのは、

糖を感じる受容体に作用するもので、同様の作用で腸内でのブドウ糖の

吸収を妨げるという。それで体に糖が入り込むのが妨げられ、血糖値が

上がらないので肥満や糖尿病に効果があるということである。