04.7.18 千葉県 くらしの植物苑
ゴマ (胡麻)
別名 ユマ、シマ
ゴマ科ゴマ属
学名 Sesamum indicum
原産地 アフリカ、インド
一年草
人類に古くより栽培されていた作物である。 「開けゴマ」で有名なアラビアンナイトの舞台、中近東へは古代帝国時代。
インドでは紀元前1600年には栽培されていたという。 中国へも紀元前5世紀に入り、日本へは朝鮮半島を経て古い時代に
入っている。 奈良時代にはゴマを使った料理が紹介されており、特にお寺の精進料理によく使われた。
アメリカへは17世紀にアフリカより、黒人奴隷とともに伝えられたという。
ゴマは種子から採る油が豊富なのが特徴で、中華料理などはゴマ油なしには語れない。
黒ゴマと白ゴマがあり、それぞれ用途が微妙に違う。 ゴマは栄養豊富な食品なので、健康食品として広く扱われている。
花も大きくあんがい知られていないが美しいと思う。 花を観賞するゴマの品種があってもいいくらいである。