09.7.9 神代植物園


グラジオラス

 

 

別名 トウショウブ

アヤメ科グラジオラス属

学名 Gladiolus spp.

原産地 南アフリカ、地中海沿岸、小アジア

多年草


 通常春に植えるアヤメ科の球根植物。ポピュラーな夏花壇の花である。

属名はラテン語の「剣」を意味する言葉で、その葉の形によるものだろう。

他に秋植えで春咲きのものもあるが、ポピュラーなのはやはり夏咲きの

品種群である。これはおよそ12種ぐらいの原種から作られているといわれている。

通常は下から一輪づつ咲く花をいっせいに咲かせる性質も手に入れてますます

豪華な花になりつつある。今では数千種はあるというから、その改良熱もすごい。

球根は、育てた人ならわかるが、親球のまわりに多くの小球をつけ、繁殖力がすごい。

しかし、品種改良が進んだ種類は性質が弱く、病気にかかりやすいという。

そのため、グラジオラスを育てるには過去にアヤメ科植物を植えたことのない土が

理想とされている。