07.5.5 小石川植物園
07.5.5 小石川植物園
ギョリュウ (御柳)
別名 サツキギョリュウ
ギョリュウ科ギョリュウ属
学名 Tamarix chinensis
原産地 中国
落葉小高木
寛保年間(1741〜1744)に渡来した花木。葉も細かく、まるで針葉樹のようである。
全体のやわらかい姿が好まれ、庭木にされた。本によると丈夫で育てやすく、どんな土地でも
育つと書いてある。実はこの木には、探し回った記憶がある。どこを探してもなく、
ようやく小盆栽に仕立てられたものを購入したのを覚えている。たぶんかつてはその風変わりな
姿からあちこちに植えられたのであろうが、そのうち人気もすたれ、誰も見向きもしなくなって
業者もあえて取り扱わなくなったのではないだろうかと推察している。
最近になって、外国のギョリュウの仲間が業者のカタログに載るようになった。またその価値が
再認識されてきたのだろうか。この木は葉も細かいが花も細かくびっしりとつく。それに春と夏
に2回花が咲くのも風変わりな特徴で、実がつくのは夏の花のほうだという。
ギョリュウの仲間は、地中海沿岸にもあり、かの旧約聖書にも出てくる。