12.6.5 北大植物園


ギョウジャニンニク (行者大蒜)  

     

     

別名 ヒトビロ、アイヌネギ

ネギ科(ユリ科)ネギ属 

学名 Allium victorialis

原産地 北海道〜本州(近畿地方以北)、樺太、千島、朝鮮、中国、カムチャッカ、

    アムール、シベリア東部

多年草


 花はネギのようで、葉は幅広でスズランのようなネギの仲間。

栄養価が高く、修業中の行者が精をつけるために食べたということから

ギョウジャニンニクの名がついた。全体にニンニク臭があり、

主に葉が開く前の若芽を食用にする。野生の薬味植物として好まれ、

最近ではスーパーでも見かけることがある。

アイヌネギという別名もあるが、アイヌでも重要な食料の1つだったと

言われている。