06.10.19 筑波実験植物園


テンキグサ

 

 

別名 クサドウ、ハマニンニク

イネ科エゾムギ属

学名  Elymus mollis

原産地 北海道〜九州北部、シベリア東部、北アメリカ

多年草


 海岸の砂地に生える多年草。葉の形からハマニンニクの別名もある。

地下には根茎が長くのびる。葉は厚手で、海岸の乾燥に耐えるように

なっている。花穂がまっすぐに立ち上がるのも特徴的である。

テンキグサの名は、北海道の先住民アイヌ民族が、この葉で「テンキ」と

いう、針や糸の入れ物を作っていたことによるという。