03.6.27 小石川植物園

07.1.18 小石川植物園


ハンノキ (榛の木) 

     

     

カバノキ科ハンノキ属 

学名 Alnus japonica

原産地 北海道〜九州、中国、アジア東北部   

落葉高木


低地の湿った場所に生える落葉高木。 日当たりを好む陽樹、湿地などに

いちはやく入り込むパイオニアプランツでもある。

栄養の少ない湿地で生育するために、根にはマメ科のような根粒菌が住み着き、

栄養を供給する。 そのため、このハンノキが育つと、土壌に栄養分が供給され

るので、肥料木とも呼ばれている。

パイオニアプランツとしての宿命として、寿命が短いというのがある。

このハンノキも湿地に生え、しばらく森の形成を手伝った後は枯れる運命にある。

ハンノキの実は、茶色の染料の原料として知られている。

イネの刈り取った穂をかける稲掛けの木としても用いられる。