06.3.7 神代植物園
ヘレボルス・ニゲル
別名 クリスマスローズ
キンポウゲ科クリスマスローズ属
学名 Helleborus niger
原産地 ヨーロッパ中南部〜西アジア
多年草
冬の寒い時期のクリスマスごろから咲き始めるところからクリスマスローズの
名前のあるキンポウゲ科の多年草。花色は白色だが、白く見えるのは萼の部分。
本物の花弁は緑色の小さなものになり、花の中心部分にある。
クリスマスローズと呼ばれ、日本では美しいイメージが定着しているが、現地では
有名な有毒植物で、特に根茎に強い毒成分があることで知られている。
日本ではヘレボルス・オリエンタリスの園芸品種が主にクリスマスローズの名で
栽培されているが、実は本種が本物のクリスマスローズで、オリエンタリス種の
ほうは「レンテンローズ(lenten rose)」と呼ぶという。lentenとは四旬節のことで
復活祭前の40日間のことを指すという。オリエンタリス種が3〜4月に咲くことから
つけられたという。