インド原産と考えられているつる性の一年草植物。日本へは

1600年代に渡来したと言われている。若い果実は食用にもなるが、

通常は大きく成熟した果実の繊維をスポンジ代わりに利用する。

果肉を腐らせて繊維を残したものが「ヘチマたわし」と呼ばれ、浴用や

食器洗いに使われた。最近でも時々浴用には見かけるが、ほとんどは

合成繊維にとって代わられた。その他、成長途中の茎を切ってそこから

液汁を取り、「ヘチマ水」として主に化粧品に使われる。

沖縄や鹿児島では繊維質の少ない食用のヘチマが、伝統野菜として栽培

されている。

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