03.3.21 東京都薬用植物園

13.3.29 京都府立植物園


ヒアシンス

     

 

キジカクシ科(クサスギカズラ科)ヒアシンス属 

学名 Hyacinthus orientalis

原産地 シリア、イラク、トルコ

多年草


秋植え球根植物として、あまりにも有名な植物。 

大きな球根の中には花を咲かせるまでの栄養が詰まっており、

水栽培などにも使われる。小学校の教材にも使われるので、

親しみのある人も多いだろう。今日の園芸種の原種は、

ギリシャ、小アジアなどの地中海沿岸に生育する

オリエンタリス種である。18世紀ごろにヨーロッパで注目

されるようになり、日本には安政年間(1854〜1859)に渡来した。

主にフランスで改良されたローマンヒアシンスと、オランダで

改良されたダッチヒアシンスの系統があるが、

現在主に利用されているのはオランダの系統である。

以前はユリ科に含まれていたが、最新のDNA解析による

APG分類によるとユリ科からは分離されてキジカクシ科に

入れられるようになった。