06.6.14 小石川植物園


ヒイラギズイナ

 

 

ズイナ科(ユキノシタ科)ズイナ属

学名  Itea oldhamii

原産地 奄美大島、徳之島、沖縄島、石垣島、西表島、与那国島、台湾

常緑小高木


 日本の奄美大島以南の暖地に生える常緑樹。高さ10メートルに達する

ものもあるという。葉は全縁で先が尖っていない鈍形をしているが、

ヒイラギズイナの名があるのは、若木の葉がヒイラギのように鋭い鉅歯が

あるからだという。写真の葉などからは想像できない姿だが、ヒイラギも

成長するとあの独特の鉅歯が無くなるところから、まだ小さいうちに

草食動物からの捕食を免れるための形態変化という意味では同じなのかも

しれない。