03.7.7 尾瀬
ヒメシャクナゲ (姫石南花)
ツツジ科ヒメシャクナゲ属
学名 Andromeda polifolia
原産地 北海道〜本州(中部以北)、北半球の寒冷地
常緑小低木
高山の湿地などに生える、小さな樹木。 ごく小型のシャクナゲという
ことでヒメシャクナゲの名があるが、花はシャクナゲには似ていない。
ツリガネ型の花は愛らしく、色もピンクで美しいので、山野草として
鉢植えなどにして人気がある。 寒冷地の植物なので、東京などの
夏の暑いところでは栽培は難しいだろうと思われるが、案外そうではなく
入門用として栽培は楽らしい。 ただし湿地性なので、水切れには弱いという。
属名のAndromedaは、ギリシャ神話のアンドロメダ姫からついているの
だろうと思われる。 アンドロメダ姫は、エチオピア王妃の虚栄心の
犠牲になり、怪獣ティアマトへのいけにえにされるので有名である。
夜空のアンドロメダ座は、そのいけにえにされている格好だといわれている。
この星座は、アンドロメダ大星雲があることでも有名である。