06.9.13 東京都薬用植物園


ヒモケイトウ (紐鶏頭)

 

 

別名 センニンコク、アカアワ

ヒユ科ヒユ属

学名  Amaranthus caudatus

原産地 熱帯アメリカ

一年草


 熱帯アメリカ原産の穀物植物。赤い果穂は鑑賞用としても美しいが、

そこからとれる大量の種子はでんぷんやタンパク質を含み、食用として

古くから栽培される。中南米の山岳地帯では紀元前4世紀から栽培されて

いるという。中国でも9世紀以前には栽培されていたと思われ、ネパールや

インド、アフリカにも拡がっている。他の穀物があまり育たないような地域では

貴重な食料資源であると思われる。日本ではあまり普及していないが、岩手県や

青森県では「アカアワ」などという名で栽培されていた。