市街地の道ばたや芝地などに生える一年草。５月から７月ごろに

かけて花を咲かせる。花の大きさは一センチに満たないほどのもの

だが、鮮やかな青紫色の花色で目に付きやすい。この目立つ花は

開放花で、他に閉鎖花といって開かない花もいっしょにつける。

原産地は北アメリカで、1931年には渡来しているようである。

現在、本州の宮城県と神奈川県以西から九州にかけて帰化している

ようである。よく似たものでやはり北アメリカからの帰化植物の

キキョウソウがあるが、本種は葉が茎を抱かず、幅が狭く先端が尖る

ことや花が小さいことなどが異なる点である。花期も本種がやや早い

ようである。

---