04.7.6 栂池


ヒオウギアヤメ (桧扇菖蒲)

     

     

 

アヤメ科アヤメ属 

学名 Iris setosa

原産地 北海道、本州(中部以北)、アジア東北部、アリューシャン、アラスカ

多年草


冷涼地の湿原に生える多年草。 花が大きく美しいので目立つ。

名前は、葉がヒオウギに似て、花がアヤメに似ているからついた。

大柄で美しい、園芸種のような雰囲気を持ち、山野草として人気がある。

他に地域変種のナスノヒオウギアヤメやキリガミネヒオウギアヤメなどがあり、見比べると

微妙に違うので機会があったら観察してみるといいかもしれない。

関東近辺では、日光植物園で三つが並んで植栽してあり、便利である。

キリガミネヒオウギアヤメが一番花が大きいので、主に栽培されるのはこの種である。

なお、高山の湿原などで見かけるのは、このヒオウギアヤメの他にカキツバタ、ノハナショウブなどで、

いづれも大輪で美しい、野を飾る花である。